テンポランは、毎週開催される「高強度のランニングセッション」のひとつだ。 ここでは、テンポランについて深く掘り下げる。
ハードとはどのくらいハードなのか?
テンポセッションでは、インターバルセッションほどペースを上げない。 テンポランではレップ数が長くなり、リカバリータイムが少なくなるため、チャレンジングだが持続可能なペースで走る時間が長くなる。
テンポセッションのペース配分
ペースは通常ハーフマラソン程度だが、レップの長さによっても変わる。 例えば、6キロの努力を1回するよりも、2キロの努力を3回する方が速く走れる。 目標は70~80%の力で走ることだ。 これ以上ハードに走ると、乳酸閾値に近づいてしまう(インターバルのためにとっておこう!)。
テンポセッションの利点
走っている間、筋肉に酸素を供給する能力を向上させる。
より長い距離をより速く走れるように身体をコンディショニングする。
筋肉から乳酸を除去する能力を向上させる。
テンポランはどこでもできるし、トラックや平らな場所は必要ない。
セッションは多目的なので、どんな距離(5キロからマラソンまで)にも合わせることができる。
インターバル(スピード)セッションに比べて体への負担が少ないため、回復も早い。
ベン・パーカーコーチのコメント
テンポランは気の遠くなるようなものだが、こうしたセッションの精神的な利点は過小評価すべきではない。 長いレップは、正しい努力をするための集中力を必要とし、ペース配分を正確にするのに役立つ。 テンポランは苦しくなったときの忍耐力を養い、レース当日にも同じような回復力を発揮できるという自信につながる。